[問題0-01] 15点 PCのハードウェアと組立

3. BIOSの設定

BIOSの解説

BIOSの概要

BIOSとは、Basic Input/Output System の略称であり、 MB上に搭載されているファームウェアである。
ファームウェア[firmware]とは、電子機器の制御を行うための組込ソフトウェアである。
マシンの電源を入れた直後から、HDDがない状態でも、動作している。
MS WindowsやLinuxなどのOSを導入する前に、必要に応じて、BIOSの設定をしておく。

BIOSの設定ソフトウェア

BIOSの設定は、マシンの電源を入れた直後に、専用のソフトウェアを通して行う。
主にAMI社やPhoenix社のソフトウェアが使われる。電源を入れてすぐの画面には、 これらの会社のロゴなどが表示される。日常で、BIOSというときは、 この設定ソフトウェアを指していることが多い。

BIOSの設定は、キーボードからの操作で行う。TABやESCで、設定項目を切り替える。
最近は、マウスで操作できることが多い。さらに、簡単なWebブラウザを起動できるものもある。

今回使用するBIOSでは、マウスでも操作をすることができる。

BIOSの設定項目

自作マシンで新しいMBを使うとき、CPUやRAMの換装・増設するときは、 BIOSの設定が必要になる。特に、ヘビーユーザがCPUをオーバークロックで使うときなど、 BIOSの設定を細かく調整する。

また、HDDやDVDDの換装・増設に伴い、ブート順序を入れ替えるときも設定が必要である。
特に、OSを導入するとき、一時的にCDやDVDからのブートに切り替えるため、この設定が必要となる。

BIOSの設定

BIOSの設定画面の起動

BIOSの設定画面を表示させるには、マシンに電源を入れた直後のメッセージに従って、 指定のキーを押す。このメッセージ画面は、すぐに次の画面に変わってしまうため、 素早い動作が必要である。

  • 電源ボタンを押す。
  • DELキーを連打する。タイミングを逃すと、やり直しになる。
  • キーの打鍵が間に合えば、BIOSの設定画面が表示する。
    失敗したときは、マシンのリブートボタンを押して、やり直す。
BIOSによるブート順序の設定

通常は、ブートデバイスは、HDDになっている。
OSを導入するため、ブートデバイスをDVDDに切り替える。
導入が終わったら、ブートデバイスをHDDに戻しておく。

BIOSの設定画面は、MBによって異なる。ここでは、griegとhaydnの場合を述べる。
先述したとおり、マウスを使って設定を行うことができるものも登場している。

  • 【Linux CentOS 6.5(64bit)】とプリントされたディスクをドライブに投入する。
  • 右下の 【Boot Menu(F8)】 をクリック
  • 【P4: PLDS DVD A DH…】 をクリック

すると、DVDからブートされ、CentOSのインストールを開始することができる。

担当

14T239 佐野 裕也

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